Raven ft. Jocelyn Brown / So In Love - NYアンダーグラウンドが生んだ奇跡の1曲、魂を宿すElectro Boogie

Raven ft. Jocelyn Brown / So In Love

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NYアンダーグラウンドが生んだ奇跡の1曲、魂を宿すElectro Boogie。


たった1枚だけ残されたRavenという奇跡

1984年、NY Discoシーンの裏方として腕を磨いてきた名ギタリスト/アレンジャーStan Lucasが、ソロ・プロジェクトRaven名義で唯一世に送り出したのが、今回レコメンドする So In Love です。しかもヴォーカルに迎えたのは、あの稀代のディーヴァ Jocelyn Brown。たった1枚、たった1曲のリリースでありながら、40年以上経った現在でもコレクターやDJの間で語り継がれる奇跡の12インチシングルとなっています。数多くの名作を陰で支えてきたStan Lucasだからこそ生み出せた、NYダンス・ミュージックの美学が凝縮された1枚ですね。


ElectroとBoogieが美しく溶け合うサウンド

イントロから地を這うように響くシンセベースが空間を支配し、そこへ煌びやかでキャッチーなキーボードのフレーズが重なります。Electro的な質感を持ちながらも、ビートはあくまでダンサブルでタイト。80s Boogie Disco特有のスナッピーなスネア、グルーヴを強調するハイハットの刻みが、フロアにジワリと熱を帯びさせていきます。派手さだけで押し切るのではなく、緻密に積み重ねられたリズムとシンセワークが絶妙なバランスを保ち、都会的で洗練されたグルーヴを生み出しています。


Jocelyn Brownが吹き込む"魂"

ブレイクではスペーシーなシンセパッドが広がり、音像に奥行きを与え、そこへJocelyn Brownの圧倒的なヴォーカルが差し込む瞬間は、まさに鳥肌モノのカッコよさです。リリックはタイトル通り「深く恋に落ちる」というストレートなメッセージ…。しかしJocelyn Brownの歌声が乗るコトで、それは単なるラヴソングを超え、強い意志と情熱を帯びた告白へと昇華していますね。Electroなサウンドに「魂」を吹き込むその表現力は圧巻っ! 緻密に構築されたトラックをさらに数段引き上げているのは、間違いなくJocelyn Brownの存在と言えるでしょう。


NY Clubシーンが育んだ職人のサウンド・デザイン

当時のNY Clubシーンは、DiscoからElectro、そしてBoogieへと移ろう過渡期…。Patrick AdamsやLeroy Burgessら重鎮たちと共に裏方として黄金律を知り尽くしたStan Lucasだからこそ描けた、時代の潮流を完璧に捉えたサウンド・デザインがココにはあります。ラジオヒット級のキャッチーさと、アンダーグラウンドならではの緊張感を併せ持つ絶妙なバランスは、この時代ならではの空気を鮮やかに映し出しています。


12インチだからこそ伝わる80年代NYの熱気

Raven名義でのリリースはこの1曲のみ…。だからこそ、この12インチシングルは特別ですっ! 職人が本気で結晶化させた一瞬の閃光…。フロアで鳴らせば確実に空気が変わる…。自宅のターンテーブルで針を落とせば、80年代NYの熱気がそのまま立ち上るっ! アナログならではの音圧、厚みのあるシンセベース、立体的なヴォーカルの存在感はデジタルでは味わえない魅力があります。コレクションとしても、DJプレイの切り札としても使える極上のBoogieサウンドな1枚です。

 

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